出産による体の変化を知る

 

出産は絶対に女性にしか経験出来ないことであり自分の命をも懸ける人生の大きな分岐点です。

 

およそ10ヶ月の妊娠中にも体は著しく変化し、そして全身全霊の本能の力によって出産しますが産まれた瞬間から子育てのスタートです。体はボロボロで出産時の記憶すら曖昧だと言います。

 

冷静に考えると、そんな体の状態で子育てを即開始というのは凄く酷だと思います。

 

出産後のセックスの再開は出産から1ヶ月後で1か月検診で「医師が産後の経過も順調ですね」など特に体に問題はないと判断されたらセックスを行ってもいいそうです。

 

しかし当然のことかもしれませんが産後1ヶ月経ったからすぐにしたいという女性は少数なのが現実です。

 

産まれたばかりの赤ちゃんは頻繁に母乳を与えなければならない為、母親にとっては昼も夜中も関係ありません。

 

体力的にも精神的にも疲れきっているのが普通です。

 

逆に男性は体調の変化はありませんので、ここでの男の行動が今後の夜の夫婦生活に大きく影響してくるのです。

 

妻の体調を気遣う行動をとる

 

妻が疲労困憊なのに対して夫はどうかというと出産の痛みも無く子育ての疲れもないので当然性欲があります。

 

その上妊娠中の特に後期から出産後までセックスが出来ない時期が長く続いた為にしたくてウズウズしています。

 

だからといってエッチがしたい、セックスがしたいと妻の体を触っても妻としてはそんな気分じゃないと思うのが普通です。

 

自分の都合のいいときだけセックスをしたがるのか、と思ってしまうのです。

 

セックスをしたいと自分の気持ちだけを押し付けるのではなく妻の体調を気遣ってあげるのが最初は重要です。

 

そして自ら積極的に家事をするようにしましょう。

 

体調を気遣い「何か食べたいものあるか」「肩凝ってるね、マッサージするね」「俺が赤ちゃん見てるから少し寝なよ。」

「洗濯は俺がやっておくよ」「晩御飯は俺が作るよ」ほんの一例ですがこういった優しさや気遣いをしてあげると妻はこの人を選んで良かったと思い、この行動の蓄積が夫への信頼になります。

そしてある夜に言うのです。

 

最近セックス全然出来てなくて自分で処理してるけど、本当はお前とセックスがしたいんだよ。

 

信頼が蓄積されていると妻は嫌な顔をしてやりたくないとは言いません。むしろ出来ないのは私が悪いとか我慢させてごめんねなどと言うのです。

 

そのタイミングでエッチが出来たらいいのですが挿入を断られるかもしれません。

それでも怒ったり嫌な顔をしないで相手を気遣い優しく言葉を掛けます。

 

すると入れるのが不安なことなど悩んでいることを言ってくれます。

 

不安なことを言われたら「痛かったら止めるね」「ローション使ってしてみよう」などと更に気遣ってあげると心を許してくれるでしょう。

 

心が許されれば体も許されますので焦らずに妻の状態に合わせることが大切で無理矢理は絶対にいけません。

 

体を褒める

 

10ヶ月の妊娠を経て赤ちゃんの分も栄養を与える為に体重は増えるので当然産後の体型の変化を気にする人は多いです。

 

出産後にすぐに体型が戻るわけではないのでお腹周りや脚が太いなど気にしているのです。

以前と比べてしまい女として見てもらえなくなるのではないかと不安なのです。

 

そんなときに痩せろ、体型戻せなど一方的に言ってはいけません。

 

言うなら「少しづつ体力も戻していければいいね」「散歩やウォーキングのときは付き合うよ」など優しくです。

 

いざしようとしても体型を気にして脱ぐのが億劫になったり夫から体を見られたら嫌われるんじゃないかと不安になるのです。

 

自分の体型を変えてまで産んでくれたのですから体は労って褒めてあげましょう。

お腹を触りながら「産んでくれてありがとう」と言えば妻は嬉しくなります。

 

他にもお尻や脚を触ったり舐めたりしながら、「ふくよかになった体も凄く良いよ」と褒めまくります。

 

そして注目すべきは母乳を与える為に大きくなっているおっぱいです。

出産前に比べると大体2カップは大きくなり人によっては2カップ以上大きくなる人もいるそうです。

優しく揉んで乳首を触りおっぱいに顔を挟むのも良いでしょう。

 

ここまで来たら膣が濡れているか確認して濡れていたらもうセックスは目の前ですね。

 

とにかく褒めて精神的に安定している状態を作り体に触れて優しい言葉で濡らしていくというのが産後のセックスへの入口になります。

 

赤ちゃんを可愛がる、お世話する

 

言うまでもなく産まれた赤ちゃんはとても可愛い天使のような存在です。

しかし可愛いだけではなく育児は母親にとって大変なことなので夫の協力が欠かせません。

 

仕事で疲れていても赤ちゃんのお世話は別物にして沢山可愛がり愛情を注いでやります。

 

しかし、そこで自分の欲求が満たされなくてイライラして赤ちゃんのお世話をほとんどしないような夫は当然妻とセックスなどできません。

 

育児に積極的で赤ちゃんを可愛がる夫の姿を見た妻はどう思うでしょうか。

この人が父親で良かったと嬉しくなるはずです。

 

妻の体調を気遣う行動とも同じように育児に積極的な夫に対する妻の信頼度が蓄積されているとセックスがしたいと言っても嫌な顔をして拒否されることは少ないはずです。

 

仕事で疲れてるのに育児も良くしてくれて可愛がってくれるのに嫌な顔したら夫に悪いとさえ思うかもしれません。

 

最初の1ヶ月から2ヶ月の間だけでなくその後も育児に積極的なのが継続しているとセックスに対しても前向きに考えてくれます。

 

産後に再開するまでが時間はかかりますが二回目以降は初回よりはスムーズにいくはずです。

 

赤ちゃんを可愛がりお世話をすることでセックスも再開へ向かい夫婦間の日頃の関係も良くなるでしょう。

 

オン・オフを切り替える

 

夫が仕事後帰宅し自宅で過ごすときに仕事の失敗や悩みを引きずっているようではいけません。

会社では会社の自分、家では家の自分とオン・オフを切り替えたほうがプラスの要素が沢山あります。

ストレスを溜め込みすぎると勃起力が低下したりマイナスの要素が表に出ますので家では夫婦協力してリラックスできる環境を作ることも大切です。

 

一方妻は専業主婦や子育て中は家にいることが多いのでオン・オフの切り替えのタイミングが難しいのです。

 

一日中オンのままで睡眠だけオフでは寝る前にセックスをしたいと思うでしょうか。

 

夫が帰宅したら家事など協力しあうと妻にとっても夫の帰宅後がオフに近い状態になります。

 

そして赤ちゃんが寝たらオフになれるので精神的にも落ち着きやすくセックスにも前向きになりやすいのです。

 

寝たり休日にお出かけをすることだけがオフではなく日頃の生活の環境の中でオン・オフを上手に切り替えることが性生活の再開へと繋がります。

 

また女性にとってセックスは安眠にも効果があるので質の良い眠りによって十分な睡眠と幸福感を得ることが出来るのです。

 

日中は母親、夜は女であることを認識させてあげることが出来たらセックスライフは充実することと思います。

 

休日には2人で出掛けることを理由に自分の親に子供を見てもらいその間にホテルで思いっきりするのもいいことです。

 

後ろめたいと思うことはありません。

性生活は夫婦にとって非常に大切なことだからです。

 

2人目以降を理由にする

 

もう一人子供が欲しいと思ってももし1年や数年間セックスレスだと再開は簡単ではありません。

 

セックスレスで悩む夫婦は意外と多いと言われていますがそうならないように産後から早めに再開しておく必要があります。

 

子供が欲しいときだけ義務的にセックスをしていると妊娠しづらいと言われており、逆に定期的に愛し合ってセックスをしていると妊娠もしやすいのです。

 

定期的に出来ていれば欲しい時に子作りに励むことが可能ですし、性生活が順調な夫婦は普段からも仲がいいので子供にとってもいい影響を与えます。

 

そのことを妻に伝えてあげましょう。

 

男性にとっては一石二鳥の結果になりますので是非産後再開可能な時期になったら妻とじっくり今後の性生活について語り合い早期の再開を実現したいところです。