彼女や奥さんがいる人が羨ましい。
そんなことを言う方が少なくありません。
しかにエロ目線で考えれば、こういった人たちはある意味でお金をかけず、好きな時に好きなだけセックスができる環境にあるわけです。
男性とすれば、抱きたい時に女を抱けるなんて夢のような話でもあるでしょう。
しかし、ここで断言します。エロを楽しむのであれば、近しい人とはしない。その理由について解説していきましょう。
●最初はいいが…
恋人ができた時、まず冷静に考えるのはその人とどういったタイミングでセックスするかです。
女性の場合、恋人ができたということは精神的な繋がりができた、彼氏といった存在ができた…といったところでしょう。
一方、男性は恋人ができたということは、「この子とセックスができる」といったところに頭がシフトしており、おそらくいつどのタイミングでセックスできるかを日々考えているのではないでしょうか。
そして、大抵の場合は付き合った当初はセックス三昧。恋は盲目とも呼ばれているように、とにかく会えばセックス…といったかたちで楽しむはずです。
しかし、これも最初だけ。
ましてや奥さんとなれば、子づくりしなければならない意外に相手を触ることも少なくなるでしょう。
●オキシトシン?
私たち人間には、三つの快楽が存在していると考えています。
快楽…というと少し大げさですが、幸福感といったところでいきましょう。まずは、副交感神経が働いて心が癒されているセロトニン的なもの。
セロトニンは神経伝達物質のひとつで、散歩をしていたりユルい運動をしたり、温泉に入っていたり、とにかく身体と心が癒されている状態に分泌されるといわれています。
そして、興奮状態に陥る幸福感がドーパミン。
ライブが始まる前の高揚感やエロい身体の女性と出会い、これからセックスできる…といった時のなんとも言えないな高揚感、ギャンブルの時もこのドーパミンが一役買っていることで知られています。
そして、最後がオキシトシン。
これは、愛情ホルモンと呼ばれているもので、家族と一緒に幸せな時間を過ごしたり、仲間、また動物とのふれあいでも分泌されるといわれています。
これは身体がじんわりと温まるような、ほっこり系の幸福感。
要するに絆的な心の温かさにオキシトシンが関連していると考えるとわかりやすいかもしれません。
●彼女や奥さんはこっち
さて、彼女とのセックスしまくる際の幸福感は、どちらかというとドーパミン的なイメージといえます。
しかし、だんだん仲が深まっていくに連れて家族的な幸福感。
要するにオキシトシンが優位になってきてしまい、あまり性欲が湧いてこなくなってしまうのです。
これはもはや仕方がないことで、100人いれば95人以上は恋人関係や夫婦関係が長引いてしまうと、どうしてもオキシトシンが優位になってしまいます。
家族に性欲を抱く特殊な性癖の方がいない限り、なかなか思う存分エロなことを近し人間とすることができないのです。
●本気のエロができない
しかし、オキシトシンが出ているということは愛情なので、セックスができないわけではありません。
そのため、恋人だろうが奥さんだろうが、結局セックスできるのであれば問題ないだろう…といった意見が出る人もいます。
しかし、オキシトシンは愛情です。
そのため愛情のある人にドスケベな行為をさせるのはかなり難しいですし、わざわざ家族に変態的な行動をさせて喜べるの疑問です。
漫画やアニメ、映画、さらにはAVの設定などで親子で変態なことをしたり、奥さんをいじめたり、彼女をとんでもないエロに晒す設定がありますが、あれはつくりもの。エロというビジネスと、男性が思い描いている妄想が具現化されているだけなので本来はあり得ないわけです。
では、もしアナタのオヤジさん、お母さんが変態セックスをしていたらどうでしょうか。
というか、していると思いますか?アナタが寝静まった後、また外出している際、一人暮らしている際、奥さんがオヤジに猿ぐつわをかけ、奥さんは強烈なバイブを四つん這いでぶち込んでいる…。
ネタとすればあり得ますが、リアルなところで考えてそれはあり得ないでしょう。どんな性癖を持っていたとしても、彼女や奥さんではその真価を発揮することはできないのです。
●セフレやお店がイイ
セ性生活を楽しむためには、身近な人物は避けることをおすすめします。
その理由は、上記で解説してきた通りです。で、あればどうするのか。おすすめは、やはりセフレやお店で性癖をぶちかますしかないというところです。
私たちがAVやお店で楽しめるのは、全くその人と関連がないからです。
長年のファンであっても別に彼女でも友達でもありませんし、オキシトシンではなくドーパミン的な興奮が続きます。
要するに、ドーパミン的はギャンブル依存症だったりセックス依存症などに繋がるといわれています。
その一方、依存症になるほどに行動が制御できなくなることから、思い切り本能で動くことができるところも魅力です。
宝探しをしている際、どんな危険な場所であってもそれをかえりみず、お宝を手に入れるために動いてしまうのにはそういった理由もあります。
あまり触れ合ってこない他人、またその人にこれといった愛情がない場合、完全にそこで分泌されるのはドーパミン。
ただただ、本能だけで突き進むことができるのです。
●知らない女こそ最強!
仮に、あなたの大切な奥さんに仁王立ちしてフェラしろ!と、公衆便所でいえるでしょうか。
彼女が精神的に参っている時、四つん這いになって尻を彼女の顔にくっつけ、“たまたましゃぶって”といえるでしょうか。
しかし、知らない女性であれば相手の精神的なもの、人生のストーカーなどを無視してこういった行為をすることができるのです。
性的な科学が進んでいる今でも、大人のお店が無くならないのはこれが理由です。
性で楽しみたい方は、近い人ではいけません。そこに、オキシトシンなどの愛情が入ってしまうからです。